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時々思い出します・・・


 SCHONを始めて 1,2年目ぐらいの頃・・・
 自分が何を作ればいいのか解らなくなった時期がありました。

 何が流行っているとか 売れるモノは何?とか
 そういう事が 頭の中でぐるぐる回り でも 何だか納得いかないまま先に進む。

 
 そんなある日、一日の家事を済ませ 深夜何気なくつけたテレビで
 皆川 明さん『ミナ・ペルホネン(mina perhonen)』の特集の様なのがありました。

 私自身、その頃 皆川さんの事をよく知らなくて
 ただ、作品を見た時の気持ちを ずっと忘れないでいます。

 皆川 明さん・・・
 メーカー勤務など、工場や小規模なアトリエでパターンなどを経験し、27歳で独立。
 『ミナ(mina)』を設立する。
 ブランドが軌道に乗るまで、魚市場でアルバイトしながら生計を立て、服作りを続ける。
                                      (参考記事あり)

 
 皆川さんが 「自分の思い描いた洋服を作る時 生地までも自分で作らなければ
 オリジナルとは言えないのでは・・・と思ったんです。」
 みたいな話をされた時、 私にはグッとくるものがありました。
 大げさかもしれないけれど、
 あ~って、私の中で 何かが変わったというか 見つけたというか・・・

 
時々思い出します・・・_b0164605_1945391.gif


 それから 何年も何年もかかりましたが
 今は、好きだなと思えるモノ作りが出来るようになりました。
 決して大量には作れないし、 型紙もありません。

 布選びは 色や質感。 柄モノはほとんど使わなくなりました。
 裏地にチェック柄。アクセントにストライプ柄や英字柄。それぐらいかな・・・

 あらゆる柄がストックされていた時期もありましたが
 随分とシンプルになりました。
 作っていて心地いい 楽しい時間を過ごせるようになりました。
 
 出来るだけ柄に頼らず 自分なりの好きを これからも作っていけたらと思っています。

  * * * * * * * * * *

 SCHON展も 残すところ後3日。
 作品とよべるモノ作りではありませんが SCHONらしさが伝わればな・・・と思っています。
 どうぞ、よろしくお願いします。
 

by schon05180 | 2012-06-07 19:04 | hibi  

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